カウンセラーについて ABOUT
1.カウンセラー紹介(自己紹介・経歴)

はじめまして。札幌大通りカウンセリングルーム「優しい詩(うた)」 公認心理士・看護師の小川賢一です。
私は子どもの頃から人の心について考えるのが好きな少年でした。高校時代にカウンセリングに心惹かれ、北星学園大学で心理学を学びました。しかし、大学院受験に挫折し、一度は外資系企業や銀行で社会人としての経験を積むことになりました。
その間も「人の心に携わる仕事がしたい」という思いは消えることなく、30歳という節目に思い切って看護学校へ入学。卒業後は外科や精神科の看護師として、多くの患者さんの心の声に耳を傾け、寄り添う経験を重ねてきました。
その後、札幌医科大学大学院へ進学し、社会人学生として精神看護の専門性を深く探求。大学教員として精神看護を教える立場になり、教育・研究に携わりながら、心理支援の学びをさらに深め、公認心理師の資格も取得しました。
2.支援の特徴(カウンセリングの姿勢・価値観)
同じ目線で、共に歩む
幼い頃から周りに心の問題で悩む方がいたことや、自分自身も生きづらさを感じる時期があったため、困っている人や心に痛みを抱えている方の存在に自然と目が向くようになりました。
人は誰しも心が揺れ動く時がありますが、私はそれが自然なことだと感じます。「こんなこと言ったら変に思われるかも…」という不安を抱えている方も、どうぞ安心してお話しください。
私自身も人生で様々な困難を経験してきました。幼少期の吃音の障害、いじめを受けた経験、大切な人の自死による死別、仕事で適応障害になりかけたことなど、一人で耐えるには辛い、心の傷を抱えた時期がありました。
精神科看護の現場では、私自身の弱さや失敗談も含めて自己開示しながら、患者さんと共に笑い、時には患者さんから力をもらうこともありました。
実は、人を支えようとするとき、その方の本来の姿、強さ、その人らしさが自然と現れることがあります。専門的な治療ももちろん大切ですが、人と人との温かい交流そのものが、すでに回復の第一歩になっていると感じています。
3.専門としている領域
対応できる心の悩み
- うつ病 / 不安障害 / 適応障害 / ストレス / 対人関係の悩み
- HSP(繊細な気質) / 自己肯定感の低さ / 生きづらさ
- 発達障害特性を持つ方のサポート など
アプローチ
来談者中心療法
あなたの気持ちに寄り添い、深い理解と受容を通じて自己理解を深めていきます。
認知行動療法
日常生活での困りごとに対して、新しい視点や対処方法を一緒に探ります。
私の専門領域は、うつ病、不安障害、適応障害など、現代社会で多くの方が経験する心の不調への支援です。
特に来談者中心療法と認知行動療法を取り入れた共感的かつ実践的なアプローチを得意としています。
また、あなたの中に眠る「強さ」や「その人らしさ」に気づき、それを一緒に育んでいくことも大切にしています。
自己肯定感が低い方、HSP(繊細な気質)の方、発達障害の特性をお持ちの方など、「このままの私でも価値があるのだろうか」「自分を受け入れることができるだろうか」「生きづらさをどう扱っていけばいいのか」と悩まれている方の伴走者として寄り添います。
4.心と体の関係を大切にした支援
心と体は密接につながっています。頭痛や消化器の問題、胸のつかえ感、睡眠障害など、多くの身体症状は心理的な要因と関連していることがあります。
私は看護師としての経験も活かし、身体と心の両面からあなたの状態を理解し、総合的な視点でサポートします。
医療機関との連携が必要な場合には、適切な情報提供や受診のアドバイスもさせていただきます。
5.カウンセリングで大切にしていること

話すことが苦手でも大丈夫
うまく言葉にできない感情や思いも大切にします
人生における様々な経験が現在の状態に影響を与える可能性があることを理解し、安全で安心できる環境づくりを最優先にしています。
お話したくないことや、したくないことを無理にする必要はありません。その方のペースや価値観を大切にした支援を心がけています。
心の悩みを抱えているとき、私たちはその問題の中にいるため、より広い視点で自分を見ることが難しくなります。
カウンセリングは、安全な関係の中で自分自身を見つめ直す機会を提供します。そこでの対話を通じて、これまで気づかなかった自分の強さや可能性が少しずつ見えてくることがあります。
話すことが苦手でも大丈夫です。うまく言葉にできない感情や思いも大切にし、あなたのペースに合わせて進めていきます。時には沈黙も、時にはユーモアも大切にしながら、あなたの心の声に耳を傾けます。
6.プロフィール・資格

プロフィール
- 名 前小川 賢一
- 出身地室蘭市
- 趣 味料理・ギター弾き語り
- 特 技人の話を聴くこと・走ること
経歴・資格等
公認心理師・看護師・修士(看護学)
室蘭栄高校卒業。北星学園大学で心理学を学ぶ。
大学院受験に挫折。でも夢は諦められず。
外資系生生命保険や地元の信用金庫で社会経験を積む。
30歳で思い切って看護学校へ。
外科看護師(製鐵記念室蘭病院)、精神科看護師(札幌佐藤病院)として経験を重ねる。
札幌医科大学大学院へ。社会人学生として専門性を探求する。
札幌医科大学の教員に。教育と研究に携わりながら、人の心への支援についての研鑽を積む。
現在、北海道ピアサポート協会監事の他、医療機関や看護学校の研修講師として活動中。