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「夫婦・カップルカウンセリング」 ~お二人だけでは話し合いや関係維持が難しくなっている方へ~
結婚生活において、時には困難な時期があります。日々の忙しさ、コミュニケーションの行き違い、価値観の違いなど、様々な要因が夫婦関係に影響を与えることがあります。しかし、大切なのは問題を直視し、より良い関係を築くための努力を共に重ねていくことです。この記事では、夫婦関係を向上させるための方法や、カウンセリングがどのようにお役に立てるかをご紹介します。
夫婦関係の現状と課題
リクルートブライダル総研の「夫婦関係調査2021」によると、日本では約67%の夫婦が関係に満足していると報告されていますが、同時に総務省の調べでは年間約19万組のカップルが離婚しています。多くの夫婦が、日常のストレスや価値観の違いなど様々な課題に直面しています。
よくある夫婦間の課題
- コミュニケーション不足:忙しさから会話が減り、お互いの気持ちや考えを共有する機会が少なくなっている
- 価値観の相違:育った環境や経験の違いから、お金の使い方や子育て方針などで意見が合わない
- 役割分担の不均衡:家事や育児の負担が一方に偏り、不満やストレスが蓄積している
- 心理的距離:お互いの変化に気づかないまま時間が過ぎ、心の距離が広がっている
- 信頼関係の揺らぎ:浮気や嘘など、信頼を損なう出来事によって関係が揺らいでいる
株式会社はぐくみプラスの調査によると、夫婦関係がうまくいかないと感じる方は男女ともに約68%にものぼり、その主な理由として「自分を理解する姿勢がない」「話をちゃんと聞いてくれない」という声が多く聞かれます。
健全な夫婦関係のための基本原則
① お互いを尊重する姿勢
夫婦関係の基盤となるのは、お互いを一人の人間として尊重する姿勢です。相手の意見や感情を軽視せず、違いを認め合うことが大切です。相手を変えようとするのではなく、ありのままを受け入れる気持ちが関係を深めます。
② 効果的なコミュニケーション
コミュニケーションは夫婦関係の要です。効果的なコミュニケーションには以下のポイントがあります:
- 積極的に聴く:相手の話に集中し、理解しようとする姿勢を示す
- 「わたしメッセージ」で伝える:「あなたは〜」ではなく「わたしは〜と感じる」と自分の気持ちを主語にして伝える
- 非言語コミュニケーションを大切に:アイコンタクトや優しい表情、スキンシップなども重要な意思疎通の手段
③ 一緒の時間を大切にする
日々の忙しさの中でも、夫婦で共有する時間を意識的に作ることが重要です。一緒に食事をする、散歩に出かける、趣味を共有するなど、小さな積み重ねが絆を強くします。
④ 感謝の気持ちを表現する
当たり前になりがちな日常の中で、相手の存在や行動に感謝の気持ちを表現することは、関係を温かく保つ秘訣です。「ありがとう」という言葉を惜しまずに伝えましょう。
⑤ 対立を恐れずに建設的に解決する
意見の相違や対立は避けられないものです。大切なのは対立そのものではなく、それにどう向き合うかです。感情的になる前に一度冷静になり、問題解決に焦点を当てた話し合いを心がけましょう。
優しい詩のカウンセリングができること
- お二人のあるがままを受け止めること:ご夫婦関係を悪くしようと思ってしている人はいないと思います。関係をよくしたいと思いながら、懸命に努力をされているはずです。たとえ問題点があっても、そのことを指摘することは目的ではなく、これまで努力されてきたプロセスや、関係を見直そうとご来室された思いを丁寧にお聞きします。この「自分の言い分を否定しないで聞いてくれた」「味方してくれた」と思える経験が、パートナーの言うことに耳を傾けられることにつながります。これがお二人の関係回復の第一歩になると感じます。
- コミュニケーションの橋渡し:まずは奥様、ご主人どちらかに今起きていることやお気持ちを丁寧にお聞きした上で、「今のお話を聞いていかがでしたか」とご主人(奥様)に問いかけます。これを続けることで、カウンセラーを介して感情的になりすぎずに思いを表出できます。また、ご夫婦が直接やり取りするのではなく、カウンセラーとの対話を客観的に聞くことで、冷静に受け止められ、気づきを得られることが多いです。「カウンセラーを介して久しぶりに冷静に思っていることを伝えられた」「相手がそう思っていると初めて知った」という感想をいただくことが非常に多いです。
- 何が起きているかを専門的な視点から捉える:お二人の間に衝突が生じるとき、そこで何が起きているか、どのような感情の動きがあり、どのような対立構造が起きているのかについて専門的視点から捉えます。さらに、傷つき体験やトラウマ、大切にしている価値観など、対立の背景にあるものを捉えることで、根本的な対策を一緒に考えていきます。
- コミュニケーションスキルのトレーニング:効果的な自己表現や積極的な傾聴など、お互いの理解を深めるためのスキルを身につけるお手伝いをします。日常生活で実践できる具体的なコミュニケーション方法を学びます。
- 感情調整のサポート:怒りや悲しみなどの感情との向き合い方、表現の仕方について学びます。感情に振り回されるのではなく、感情を味方につけて建設的に伝える方法を一緒に探ります。
- アサーティブコミュニケーション:自分も相手も大切にする自己表現法を学び、建設的な対話ができるようサポートします。自分の気持ちを抑え込まず、かといって攻撃的にならない、健全なコミュニケーションを目指します。
夫婦カウンセリングの効果
コベヤ(2024)によると、夫婦カウンセリングを受けることで、約75%のカップルが関係の改善を実感しているという報告があります。第三者の客観的な視点を通じて、日頃気づかなかった関係のパターンや改善点に気づくことができるのです。
カウンセリングの成功のカギは、お互いが関係を良くしたいという意思を持ち、変化のために努力する姿勢にあります。カウンセリングは魔法ではなく、お二人の積極的な参加があってこそ効果を発揮します。
また、カウンセリングを通じて、必ずしも元の関係に戻るのではなく、新しい関係性を構築していくことが多いという点も重要です。時には、お互いが納得できる形で別々の道を選ぶ決断に至ることもありますが、いずれの場合も、より健全な心の状態へと導くことを目指します。
第一歩を踏み出すために
夫婦関係の問題は人に相談しにくく、一人で抱え込みがちです。しかし、問題が深刻化する前に専門家に相談することで、より早く解決への道筋が見えてくることがあります。
「自分たちの問題は自分たちで解決すべき」と思われるかもしれませんが、専門家に相談することで、より広い視野と専門的な知識に基づいたサポートを受けることができます。
まずは一人でカウンセリングを受け、自分自身の気持ちを整理することから始めるのも良い方法です。その後、パートナーにもカウンセリングをお勧めしやすくなるでしょう。
夫婦関係を改善したい、より深い絆を築きたいという思いがあれば、それが第一歩を踏み出す大切な動機になります。どのようなことでも、ぜひお気軽にご相談ください。ご来室やお問い合わせをお待ちしております。
【夫婦カウンセリングについて、より詳しい情報はこちらをご覧ください。】
参考文献
- リクルートブライダル総研 (2021) 「夫婦関係調査2021」
- 総務省 (2020) 「人口動態調査」
- 株式会社はぐくみプラス (2024) 「【400名男女調査】「夫婦関係がうまくいかない」と感じる人は60%以上!原因や修復方法を調査」, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000072434.html
- 日本コミュニケーショントレーナー協会 (2023) 「夫婦のコミュニケーション|夫婦のコミュニケーションが崩壊する理由と解決策」, https://www.communication.or.jp/comprehensive/communication/what-is-communication/16736/
- コベヤ (2024) 「夫婦カウンセリングとは?カップルセラピーとの違いも解説」, https://cobeya.jp/article/about_marriage_counseling
- 横浜心理ケアセンター (2024) 「夫婦間の悩み」, https://shinri-care.com/couple/
- 神奈川県 (2021) 「幸せな家庭を築く夫婦のコミュニケーション」, https://www.pref.kanagawa.jp/docs/x2t/pub/communication.html