札幌大通りカウンセリングルーム優しい詩|公認心理師による対面・オンライン相談

~あなたの心の大切な詩(うた)を、共に奏でていく~

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コラム

話すことで軽くなる心の重み – カウンセリングの効果とプロセス

もやもやした気持ちや、誰かに話したいけれど言葉にできない悩み。私たちは日々様々な感情を抱えながら生きています。「誰にも理解されない」「話しても解決しないだろう」と思い、心の中に溜め込んでしまうことはありませんか?

話すことの力

人は悩みを一人で抱え込むと、それが実際よりも大きく感じられることがあります。心理学では、これを「拡大解釈」と呼びます。話すことには、次のような効果があります:

  • 自分の感情や考えを整理できる
  • 新たな視点や気づきが生まれる
  • 「自分だけではない」と知ることで安心感を得られる
  • 問題を客観的に見ることができるようになる
  • 心の重荷を分かち合うことで、精神的な負担が軽減される

カウンセリングとは何か

カウンセリングは単なる「悩み相談」ではありません。専門的な知識と技術を持つカウンセラーが、あなたの話に耳を傾け、心の整理や問題解決をサポートする場です。

カウンセリングの基本的な効果と特徴

安全な対話空間の提供

カウンセリングは何よりもまず、日常では得られにくい「安全・安心な対話の場」を提供します。うつ症状を抱える方は、自分の弱さや負の感情を表現することへの抵抗感を持ちがちです。カウンセリングでは、評価や批判を受けることなく、ありのままの感情や考えを表現できる空間があることが、心の緊張緩和と回復の第一歩となります。

専門的な傾聴と共感

カウンセラーは「聴く専門家」として、あなたの語る言葉だけでなく、言葉の背後にある感情や文脈を理解しようと努めます。「何を言っても大丈夫」という安心感の中で、自分の内面と向き合い、整理することができます。特にうつ状態では、自分の感情を客観視することが難しくなりますが、カウンセラーとの対話を通じて、感情の整理と理解が進みます。

感情の言語化による整理効果

漠然とした不安や落ち込みは、言葉にすることで形が与えられ、扱いやすくなります。「モヤモヤした気分」が「仕事の責任への不安」「期待に応えられない焦り」など、具体的な言葉になることで、対処の糸口が見えてきます。カウンセリングでは、この「感情の言語化」のプロセスを丁寧にサポートします。

自己理解の促進

「なぜ自分はこう感じるのか」「どんなときに気分が落ち込むのか」といった自己理解は、うつ症状の対処と予防に不可欠です。カウンセリングでは、過去の経験や価値観、思考パターンなどを掘り下げることで、自分自身への理解を深めていきます。自己理解が進むと、同じ状況でも異なる受け止め方ができるようになります。

新しい視点の獲得

うつ状態では視野が狭くなり、否定的な側面ばかりに目が向きがちです。カウンセラーとの対話は、自分では気づかなかった視点や可能性に光を当てる機会となります。「こんな見方もあるんだ」という気づきが、固定化した思考パターンから抜け出すきっかけになることがあります。

対人関係スキルの向上

カウンセリングの場は、安全な「人間関係の練習場」でもあります。自分の感情や希望を適切に表現する方法、境界線の設定の仕方、他者との健全な関わり方などを学ぶことができます。特に対人関係のストレスが要因となっているうつ症状の場合、この側面は非常に重要です。

問題解決能力の向上

カウンセリングは単に「話を聴いてもらう」だけでなく、具体的な問題解決のプロセスを支援します。問題の明確化、選択肢の検討、行動計画の立案など、問題に対処するためのスキルを身につけていくことができます。特に季節の変わり目や環境変化に伴うストレスへの対処法を学ぶことは、再発予防にもつながります。

内的資源の活性化

うつ状態が続くと、自分の強みや対処能力を見失いがちです。カウンセリングでは、過去の成功体験や乗り越えてきた困難に光を当て、すでに持っている内的資源(強み、能力、知恵など)を再確認し、活性化させていきます。「自分にもできる」という自己効力感の回復は、回復への大きな原動力となります。

長期的な変化と成長の促進

質の高いカウンセリングは、単に「症状の軽減」にとどまらず、人生観や価値観の再構築、自己成長につながることがあります。うつという経験を通して、より自分らしい生き方や価値観に気づき、人生の質を高めていくことができます。この「意味づけ」のプロセスは、特に環境変化や季節の変わり目などの転機に価値があります.

「こんなことを相談していいの?」「うまく話せるか心配」という不安について

「このような悩みを相談していいのだろうか」と迷われる方は少なくありません。しかし、悩みに大きい小さいはありません。些細に思える心配事も、大きな課題も、あなたにとって意味のあるものであれば、どんな悩みでもお話しいただきたいと思います。

また、「うまく話せるか心配」という方もいらっしゃいますが、カウンセリングでは「上手に話す」必要はまったくありません。言葉にならない思いや、断片的な気持ちも大切にお聴きします。時には沈黙や涙も、あなたの大切な表現です。

カウンセリングのプロセス

初回面談:信頼関係の構築

初めてのカウンセリングでは、主にお互いを知る時間となります。カウンセラーはあなたの状況や背景を理解し、どのようなサポートが必要かを一緒に考えます。この段階で不安なことや疑問があれば、遠慮なく質問してください。

セッションの進み方:あなたが主役

カウンセリングの主役はあなた自身です。カウンセラーが解決策を与えるのではなく、あなた自身が自分の力で問題に向き合えるよう、サポートします。あなたの言葉や感情に寄り添いながら、一緒に考えていきます。

気づきと変化:小さな一歩から

多くの方は、カウンセリングを通じて自分自身への理解が深まります。「こんな考え方もあるのか」「自分はこういう時にこう感じるんだ」という気づきが、新たな行動や変化につながっていきます。

カウンセリングに行くタイミング

  • 誰かに話を聞いてほしいと感じる時
  • 同じ問題が繰り返し起こる時
  • 気分の落ち込みや不安が続く時
  • 人間関係で悩んでいる時
  • 自分自身をより深く知りたい時

心の問題は、身体の不調と違って「これくらいなら大丈夫」と我慢しがちです。しかし、早めに専門家に相談することで、問題が深刻化する前に対処できることがあります。

『優しい詩』のカウンセリングアプローチ

『優しい詩』では、クライエント中心療法を基本としながら、認知行動療法などの専門的なアプローチを組み合わせ、一人ひとりに合ったサポートを提供しています。

私たち心理カウンセラーは、あなたが自分のペースで心の声を聴き、整理し、新たな一歩を踏み出せるよう寄り添います。まずは話してみることから始めてみませんか?あなたの話す勇気が、心の重みを軽くする第一歩になるかもしれません。

優しい詩が得意とするアプローチについては、詳細ページでも詳しく説明しています。ぜひ下記リンクからご覧ください。

【⇒詳細ページ:優しい詩が得意とするアプローチ】

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